1/100ガンダムキュリオス製作概要
●製作　ノーマルキットは1/100にしては標準的な印象ですが、ただ他の00のキットと比べると残念な感じも否めません。設定通り飛行形態にもなりそれの良好な印象に比べMS形態はずんぐりでツライ感じ、、、。なので今回の改修は良好な飛行形態を生かしつつMS形態のスタイル変更重視で（身長だけでも5mm弱延びています）また変形に支障のないようにしつつ劇中のイメージ、ハレルヤ人格の時の様な、ちょっと悪い印象でなおかつ主役級の機体なので、らしくヒーロー体型を目指してみました。また1/100キットはラインや面などがグダグダなところが多いので全て調整し、他の00キット、MGキットなどと並べても遜色のないように。ノーマルでは変形ギミック重視の為なのか？各部の隙が多く残念なので、その点も追加パーツなどを製作し改修、まとめてみました。羽類も多いのでそれぞれ薄くシャープに。また全体のデティールも密になるようパネルライン、モールドなどを各部追加し各部情報量をふやしています。また質感UPに各種金属パーツを多数使いパーツ変更やモールドの置換え、追加し各部に精密感をだしています。
※使用している金属パーツ（アルミ・真鍮）には全て、腐食防止のためプライマーを塗布
●塗装　アニメや設定のカラーに準じて彩度、色目を調整スッキリした色使いで。このキットはとにかく塗り分けが多いのですが、各部のイメージが締まるように、より細かく塗り分け。全てマスキングや追加パーツ製作、分割変更で対応しています。良好なギミックに対して両形態を両立しイメージ通りに製作するには工作、塗装共に、とても手のかかるキットでした。今回も細かい調整の組合わせなので（笑）書ききれない部分も多いです。

【カラーレシピ】フィニッシャーズカラー中心（エアブラシ塗装）
●ホワイト　ファンデーションホワイト＋ピュアブラック＋ブラウン●オレンジ　ピュアオレンジ＋ピュアホワイト＋ピュアイエロー＋ブラウン（少）
●レッド　シルクレッド＋ピュアホワイト＋ピュアイエロー（少）●イエロー　ディープイエロー＋ピュアホワイト
●ブラック　ピュアブラック＋ピュアホワイト●グリーン　ブリリアントグリーン＋ピュアホワイト
●フレームグレー　ファンデーショングレー＋ブラウン＋ピュアホワイト＋α●ダークグレー　ファンデグレー＋チョコレート＋ピュアブラック＋α
●その他　ルミピンク　クリアブルー＋クリアイエロー　メッキシルバー
●スミイレ（エナメル）ジャーマングレー、ハルレッド、フラットブラック等を使い分け
【デカール】全て水転写式（コーション系中心）マークセッター使用。

頭部改修
●アンテナのシャープ化、上部の羽も薄くシャープに整形●前後カメラはレンズ部を透明プラ板で新規に製作、クリアグリーンで塗装後裏にアルミテープを貼り込んで取り付け。●各モールドは彫り直し●頭部コードの塗り分けはマスキングで対応。●ノーマルでは顔が大きくのっぺりしているのでフェイスは削り込み、各部ラインを変更しひとまわり小顔化。クマドリ、アゴの形状も変更。またフェイス取り付け位置も変更し目付きの悪い雰囲気に。光を拾うようにツインアイはアルミテープで。●各エッジなどのライン変更。
胸部改修
●ノーマルでは首が短く、頭部がめり込んだ感じなのと頭身を上げるため首を市販プラパーツで辻褄をあわせながら1mmほど延長。飛行形態への変形にも支障がないようにしています。首裏の肉抜き穴は目立つので埋めています●胸部ダクトや羽はシャープに削り込み整形、薄く●各部モールド、パネルラインの追加、彫り直し、置換え●後部GNドライブにはステンリベットでモールドを追加して装置感をだして
います。ダクトサイド、胸部サイドのモールドもフレームカラーで塗り分けアクセントに●胸部GNドライブはシルバー→クリアグリーンで塗装し表現。●胸部上面、サイド、腹部などにステンリベット、マイナスリベットでモールドの追加●各部の面取り、エッジ、ラインなど変更しています。●飛行形態状態の機首部等の各部にもステンリベット、マイナスリベットでモールドの追加。緑の部分のピンはおかしいので削り、全体の形状変更、パネルラインの追加。黒い小羽はプラ板で大きくしてからシャープにしています。黄色の小羽もシャープ化。各部の筋彫り追加、彫り直し、面取り、エッジ、ラインなど変更。●胸部上面、サイド、背中、腹部など各部にパネルライン追加。
腕部詳細
●肩アーマーの合わせ目は筋彫りを追加しパネルラインとして処理、辻褄をあわせています。ステンリベットでリベットモールドを追加、アクセントに。塗り分けの多い部分なので丁寧にマスキングして対応●アーマー後ろに着くオレンジの装甲はそのままでは裏面がスカスカでおかしく、とても目立つ部分なので、スリットプラ板でインナーを新規に製作。らしくして蓋をし、隙を無くしています。●二の腕合わせ目は逆サイドに筋彫りを追加しパネルラインとして処理、辻褄あわせ●サイドのGNドライブはシルバー→クリアグリーンで塗装し表現。●袖口サイドにステンリベットでリベットモールドを追加。●武装など接続部は甘い感じ＆塗り分け対処で、別パーツに。市販フラットバーニアを流用し塗装後取り付け、シャープに。●手のひらは大きすぎ、可動もしないので小さめのMGウイングガンダムのものを加工流用。手の甲も別キット、エクシアのものを流用。手を小型化するとともにMGのように可動手首になっています。●各部、合わせ目消し、筋彫り追加、彫り直し、面取り、エッジ、ラインなど変更。

腰部詳細
●各部モールド彫り直し、追加、面取り、エッジ、ラインなど変更●フロントアーマー上部ダクトは0.14mmプラ板で底面を新規製作、塗装後取り付け（塗り分け）。上の黄色部分も同様に新規パーツ製作、塗り分け。サイドモールドの塗り分けはマスキングで対応。●下部ダクト部は別パーツですが、裏面にピン接続の穴が開いていて、飛行形態時に見えてしまいおかしいので裏面に0.14mmプラ板を貼付け蓋をしおかしくないように整形加工しました。●股間部筋彫り追加●リアアーマー、モールドの彫り直し、追加。各塗り分けはマスキングで対応。またリアアーマーはそのままでは裏面がスカスカでおかしく、とても目立つ部分なので、スリットプラ板でインナーを新規に製作。らしくして蓋をし、隙を無くしています。●おしりのダクト部はグレーの部分をマスキングで塗り分け。ダクト内部はは0.14mmプラ板で底面を新規製作、塗装後取り付け（塗り分け）●ノーマルでは足が短い感じなので、頭身を上げ足長にするため、足付根軸を下に約2.5mmほど下げ位置を変更しています。（真鍮線を入れて補強）足が長くなると共に干渉も緩和、しっかりとS字立ちができるようにしています。
脚部詳細
●各部モールド彫り直し、追加、面取り、エッジ、ラインなど変更●太ももは短い足を長くするため1mm延長、腰部側付根部とあわせて3mmほど足が長くなっています。ふとももの合わせ目は逆サイドに筋彫りを追加してパネルライン処理、辻褄をあわせています。足付根部塗り分けはマスキングで対応。サイドに筋彫りパネルライン追加。●膝部の羽はノーマルでは分厚いので薄く、シャープに、テーパーをつけました。合わせ目は消して新たに筋彫り、パネルラインを入れ、さらに上部は切り込みを入れエアブレーキ的なイメージの可動パネルに見えるように。飛行機的な発想だとフラップ等は逆サイドになると思うのですが、羽の形状＆MS時のバランスからこちら側にしています。未来の機械なので見た目（イメージ）重視で（笑）。塗り分けはマスキングで対応●ふくらはぎ外側、内側、後部フレーム部にステンリベット、平マイナスリベットでモールドを追加、アクセントに。補助翼もノーマルでは分厚いので薄く、シャープに●●脚部のGNドライブは内部をくり抜き、リーマーで円を整形後、アルミバーニア（スーパーショート）を取り付け（基部、ノズルの2パーツ構成）この部分はバーニアではありませんが、　装置　としての精密感がだしたかったのと、雰囲気で。スーパーショートはシンプルなデザインで場所を選ばないので色々なものに応用できると思います。●膝フレームは合わせ目処理。スネ部合わせ目は逆サイドに筋彫りを追加してパネルライン処理、辻褄をあわせています。●アンクルガードはパーツ分割を変更し、後ハメ、合わせ目消し。下部内側は飛行形態時に見える部分なのでプラ板を貼り隙のないように。前面には筋彫りを追加して情報量を上げています。各塗り分けはマスキングで対応しています。サイドにはステンマイナスリベットでマイナスモールドを追加、情報量をあげています。●足の甲はエッジの変更しラインをキレイに。筋彫りを追加して情報量を上げています。●足は面やエッジの調整、サイド、後部などに筋彫りを追加。つま先裏、モールドの無い中央ダクト部インナーに市販プラパーツでダクト追加、デティールアップ。意外に目立つ、甲内部底面やその他各部もフレームカラーで塗り分け、マスキングで対応。

今回使用している各種金属パーツのお問い合わせはAN様のほうへお願いします。